朝が苦手な人間が綴るブログ (限界大学院生編)

基礎こそ物の上手なれ. 人間万事塞翁が馬. を大切にしている経済学徒.

今だから思う経済学の初学者への助言

経済学を学び始めたばかりの大学1回生、または独学で経済学の学習を始めた方。

後者の場合は経済学の一般書などを読み応用の部分を知ってから経済学に興味を持ったことが多いのではないかと思いますが、大学1回生の経済学部生の場合はそうでない方が多いのではないかと思います。

金融に強いだとか、汎用的であるとか、入学できるから入ったなどの理由の方が結構いるのではないでしょうか?

 

私もこだわりがあり経済学を専攻した訳ではないので、1回生のときは全く面白くありませんでした。1回生は理論の基礎ばかりをやるのですが、一般人はあそこに楽しさを感じられません。基礎ミクロ・マクロ、エクセルの基礎など、とてつもなくつまらない日々を過ごしました。

 

世界にパン屋と消費者しか存在しないという仮定の下で生産や消費の均衡の分析を行うのですが、こんなことありえませんし、将来役に立つとも思えません(でした)。

「あくまで仮定である」というのはわかりませんが、どうも腑に落ちませんよね。

 

ですが、学べることはあったと思います。

将来研究の道に進まない方が90%以上ですが、それでもある仮定の下である事象について(論理的に)考える力はとても大切です。決まったルール(ここでは経済学の理論)に従い、論理的に解を導くために脳を働かせることは、典型的な文系脳には不慣れな分野であります。語句や文章を暗記すればテストで高得点を取れる科目ではないので、その辺が大学に入り浮き足立っている学生にはいい機会であるはずです。

 

また、2, 3回生以降、これらの(つまらない)ミクロ・マクロを基礎として、中級ミクロ・マクロやゲーム理論計量経済学、応用分野の経済学を学習し始めます。開発経済学労働経済学、行動経済学環境経済学、産業組織論、公共経済学、農業経済学など、他にも様々な分野がありますが、そこに面白さがたくさん待っています。

それらを学習するとなったときに、あのつまらなく陰気すぎる(dismal)基礎が力になってくれます。基礎を単位をギリギリで取り何も習得していなかった私はこの時点で苦労するハメになりました。

 

経験をしないとなかなか理解できない部分はあると思いますが、基礎こそ真面目に学習しておくことが必要だと信じて腐らずに頑張って欲しいですね。

 

ちなみに、1回生のときは真面目に勉強していた友人にテスト前にお世話になりましたが、今彼らは完全にアカデミックな意味では腐学生となってしまいました。どうしてこうも立場が変わってしまったのか、3年前を思い返すと不思議です。

 

 

やる意味が感じられない、と思ったら、この学問はどのように社会に貢献しているのか?ということを考えればいいと思います。もちろん、自分で考えるだけでは現実は見えてこないと思いますので、ネット、先生、本、友人、先輩など周りの情報資源を活用しましょう。