朝が苦手な人間が綴るブログ (限界大学院生編)

基礎こそ物の上手なれ. 人間万事塞翁が馬. を大切にしている経済学徒.

大学院入試を終えてから約半年。準備過程や選択を振り返ってみる。

 

昨年夏に大学院入試を終えてから半年近く経ちました。

 

1年前は、出願する研究科、研究室などを考えながら、入試の準備と研究計画書の準備をしていました。半月〜1ヶ月刻みで筆記試験までのスケジュールを組んでいました。

他の院試ブログでも準備内容やその過程を書かれているものもあり、それらの内容を参考にしながらやっていました。というのも、地元の友達で理学研究科に進む友人は数人いたものの、私の仲良い友達の中に経済学で院試を受ける人はいなく若干心細かったからです。

 

その頃を振り返ってみて、準備過程や出願について「こうすればよかったな、この選択して正解だったな」と思う内容を以下の1〜3の項目に分けて書いてみたいと思います。きっと迷われている方には参考になるはずです。

 

  1. 専門科目と研究計画書に割く時間のバランス
  2. 取れる学位を踏まえて将来のキャリアをイメージする
  3. 研究科の環境はすごく大切である

 

まず、

1. 専門科目と研究計画書に割く時間のバランス

当たり前の話ですが、とても重要です。

私の場合、テキストを使っての筆記試験対策は1~2月に開始しました。授業のない春休みです。春休みはひたすら教科書を読んで、分からない数学問題を調べたりしながら、ミクロ・マクロの問題を解いていました。

そして、5~6月に研究計画書を集中的にやるというありがちかもしれませんが、非常にバランスの悪いやり方だったと思います。研究計画書は口頭試験 / 面接では必要ですが、筆記試験には必要ありません。数ヶ月で詰め込むようにしてやっていた筆記試験対策は、数週間でも触れる時間が短くなると、忘れたりする部分が出てきてしまいます。忘却曲線ってやつです。

こうならないためには、研究計画書はできれば春休みから取りかかり、出願前に追い込まれることのない余裕をもつことが大切です。

 

2. 取れる学位を踏まえて将来のキャリアをイメージする

これも非常に大切です。私はこれに関しては後悔はしていなく、いい選択をしたと思っています。そもそも経済学研究科に進んで経済学をやれば、経済学修士が取れるのでなんの問題もないのですが、(国際)公共政策研究科などでも応用経済学の分野の研究ができるようになっています。実際に、経済学PhDの先生方が在籍されており、ミクロマクロ・計量などの授業もあるんです。

ですが、そこでMA 公共政策なのか経済学かの違いは、キャリアに影響してくると考えました。これは公共政策系の学位が弱いなどと言っているのではなく、どのような職に着きたいかによって変わるものだと思います。

 

3. 研究科の環境はすごく大切である

これが一番大切だと思います(研究室選びと同じくらい)。これに関して、私は進学する研究科に不満があるわけではありませんが、欲を言えば、もし1年前に戻った場合は同じ研究科 + ある他の研究科のW出願をする、という感じです。

なぜ出願しなかったかというと、IELTSとTOEFLの違いです。私は片方のスコアしか持っていなく、そこに出願するにはもう1つの方のテストを受ける必要があったのです。

またタイプの異なる英語試験の準備をするのは嫌だったし、時間的にも余裕がないと思い諦めました。今思うと、ある程度の英語力はあるのだから受けるだけ受ければよかったなと思っています。そう思うのは、シラバスなどを見るとそちらの研究科の講義の方がレベルが高そうと思ったからです。

つまり、事前に足を運んだりして施設などの環境をみせてもらうことも大切ですが、シラバスなどを読み込むことも大切だと思います。在籍されている教員を調べることはみなさんやられていると思いますが、シラバスもかなり大切だと思います(当たり前ですが)。

 

以上が3つの説明になりますが、追加で重要だと思うことを挙げます。

気になる研究科の過去問はできるだけ早くgetすること。大学によっては、ネットで公開しているところもあれば、郵送の制度をとっているところもあります。また、過去3年分提供しているものもあれば、1年だけだったりもします。

経済学研究科でいえば、

京都大学神戸大学一橋大学はネットで公開しています。

PDFでダウンロードできるので、新しい過去問が掲載され1番古いのが消える前に、早い目に取っておくのがいいでしょう。

東京大学大阪大学は郵送で紙媒体でしか手に入りません。しかも、東京大学は過去3年分以上が購入できますが、大阪大学は1年分だけです。大学1回生のうちから考えているのなら、3年分集めれます。多ければ多いほどいいのは言うまでもありません。

先輩や知り合いを見つけて、貰える環境を作るのもいいかもしれませんね。1000円以下で入手できるのでケチらずに請求しましょう。

 

 

これらはまだ入学前の者の意見ですが、院試を終え、かつ入学前の学部生の1人はこんなことを考えているという内容でもありますね。ということは、他にも何人か同じようなことを考えている学部生の方もいるのではないかなと思います。

 

また、何か有益だと思うことがあれば書きます。

 

人生越境ゲーム―私の履歴書

 

経済学で院試を受ける方にオススメの本です。

ゲーム理論、制度設計で有名な故・青木先生の本です。日経のコラム「私の履歴書」から書籍化されたものです。拘置所に入れられた話、東大の院試に失敗して1浪した話、大学院留学の話、その後のスタンフォード、ハーバードでの研究の話など、とても面白いです。

学者はどのような経緯で経済学を志したのかも気になるところですよね。