朝が苦手な人間が綴るブログ (限界大学院生編)

基礎こそ物の上手なれ. 人間万事塞翁が馬. を大切にしている経済学徒.

どうしてもFFの人に読んでもらいたい新書

f:id:econgrad:20180301173948j:plain  

お久しぶりです。きしっぺです。
かなり久しぶりにブログを更新します。
 
クソツイしかしてませんが、ブログにリンクも貼っているので一応僕の垢を紹介しておきます ここから僕のTwitter垢に飛べる! (`_´)ゞ。  
 

最近の生活

先日エコ \Deltaメの中間テストが終わりました。試験数日前に先生が「毎年死人がでる」的なツイートをしておりましたが、自分もその中の1人に入ってしまいました。標本に関する統計量などが与えられており、そこから漸近分布を求める問題など、少し冷静に考えれば解けた問題なども、私の脳は柔軟に対応することができませんでした。かなり病んでいます。
 
 

紹介したい本

自伝的数学啓蒙書と言うのでしょうか。夏休みに読んだ本で、今更ですがとてもいい本だったので紹介します。特に大学院生、院進を考えてる学部生、勉強・研究・数学に限らず学問が好きな方などが読まれると世界が広がり、研究への姿勢なども変わるのではないかと思います。先に画像付きリンクをあげていますが、数学者の広中平祐先生学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 です。この本は今年(2018年)7月出版ですが、初刊は1982年10月であります。新装版として出版されたお陰で出会うことができました。30年以上も前の本ですが、復刻に値する素晴らしい本です。
 
この本の何がいいかって言うと、それは筆者の大学院時代に経験した自分(私)でもしないような失敗談や、多くの院生が抱えているような悩みや不安についてフィールズ賞受賞者の筆者も経験していたという話です。
「何だ偉大な成功者も昔はよく失敗をしていた凡人でしたのようなありふれた話かよ」と感じたそこのあなた、その通りです。しかし、私が希少だと思う点は以下にあります。

  1. 研究者の話
  2. インタビュー記事などではなく書籍化されている
  3. 修士課程の話が充実している(特に修論

ネタバレにもなるのであれですが、筆者は既存の論文・研究のようなレベルの論文は能力不足により到底書けないため修論を書きたくなかった話や、初めて書いた論文の参考文献リストに適当に関連ありそうな論文を載せたら、既にその文献のうちの1つが筆者の論文の問題を証明していて後から指摘されて話など、なぜか私は当時の筆者と同じ感情を持っているのではないか、と思うことがあったのです。  
また、当然ではありますが、タイトルの通り「どのように学問と向き合うべきか」や「筆者の考える学問とは何か」について筆者のかなり熱い想いが書かれた本になっています。  
筆者が受賞したフィールズ賞やその他数学に関する研究についても、わかりやすく説明されています。私は数学選考でもありませんし、俗に言うド文系、院進とB3の頃に受講した経済数学をきっかけに数学を真面目に勉強しだした人間ですがよく理解した気分にさせられた説明力でした。
 
また、数々の功績と肩書きを得た筆者の謙虚さには脱帽であります。京大〜留学時代に研究を通して経験した困難にもドシッと構えておられたような、まさに泰然自若としている姿勢にカッコいいと惚れてしまいました。私は(人間万事)塞翁が馬という言葉が好きですが、常にその様に生きれているわけではなく、この本の筆者を見て改めてドシッと構えて生きていこうと思いました。  

最後に

紹介記事を書きましたが、最後に読んだのは2ヶ月前で、本は今手元にもなく記憶の中から内容を引っ張り出して書きましたので、ザッと読み返してみるともっと面白い記事を書けたかなと思います。それをやらないのが底辺ブロガーの証でしょうか。
もしこの記事を見た後に、この本を読んで良かったと思う方がいれば望外であります。