朝が苦手な人間が綴るブログ (限界大学院生編)

基礎こそ物の上手なれ. 人間万事塞翁が馬. を大切にしている経済学徒.

7さいのこども

2月は下旬、通学=登山ともいじられる大学に通う私はスズキの原付を愛用している。武井咲に似合いそうな可愛い水色をしている。
 
3月が近いと言えど、2月末はまだまだ寒い。しかしこの日は雲一つなく、ゴツいジャケットを着ていると原付でも少し暑かった。
 
住んでいる家賃4,700円の寮から大学までは約15分。桜の季節のような気温でいつにも増して愉快に路地裏の細い道を走って右折したら、50mほど先に小学校1, 2年生くらいの背丈の1人の少年が私と同じ進行方向に歩いていた。因みに午後2時くらいで下校中だったのだろう。
 
少年は後ろ姿からも感じる育ちの良い歩き方をしていた。しかし何か嫌な予感がした。少年は真っ直ぐ細い道の右端を歩いていたのだが、フラフラしそうな感じがした。
こうやって事前に色々なことを予測出来る頭の良い俺は減速して時速13kmくらいで少年の横を走ろうとした。すると案の定、少年の5mくらい手前に差し掛かったところでで私の原付の方にフラッと寄ってきたのである。
 
声の大きさが売りの俺は「危ない!」と咄嗟にイケボを潤った唇から発した。このあたりは関西有数の高級住宅街であり、子どもの育ちも素晴らしく良い。私の地元のようにヤンキーなる種族は生息していない。
 
少年は驚いて一瞬止まっていたが、すぐさま「すいません!」と謝ってきた。私からもごめんな、と言いつつ「気をつけるんやでニッコリ」とまたイケボで声をかけてあげた。
 
その細い路地を抜けたところで、左折するための信号待ちをしていると、その少年が私に追いついてきて、私が待っている信号とは逆の(青信号の)横断歩道を渡ろうとしていた。さすが育ちの良い子どもだ。私の方を向いてニッコリと自分の少年時代のように可愛い笑顔をし、軽く会釈して信号を渡ろうとしたところ、私の方を見ていたものだから右折して交差点に差し掛かっている小型トラックに気づいていなくて、また引かれそうになりビックリしていた。
 
 
少年にとっては怖かった1日かも知れないが、何というか少し平和を味わった感じがした。
 
前回の記事にもあるが、日々ゴミと戦っている私からすると、ニコニコ笑う少年の笑顔を見れただけでも幸せな気分になれたのである。
しかし少年よ、怖かったかも知れないがそうやって道を歩く時に何に注意を払うべきか学ぶのだ。私も小学校の時はフラフラ歩いていてなんども後ろからきている車にぶつかりそうになったことがある。中学校の時は自転車対車の事故を2度も経験している。警視庁の方の車に2メートルくらい吹っ飛ばされた。自分の不注意運転が原因なのに、後日上司の方が自宅まで謝りに来てくれたらしい。大学になると2徹でトランプで遊んだ後に自転車に乗っていたら半分寝ながら運転していて転んだこともある。時には自分の不注意が人様に迷惑をかけてしまうこともあるのだ。私は何も学ばずに育ってしまったが、素直な君なら出来る。
 
そんな私だが、本日23歳になったのである。お父さんお母さんありがとう。