朝が苦手な人間が綴るブログ (限界大学院生編)

基礎こそ物の上手なれ. 人間万事塞翁が馬. を大切にしている経済学徒.

ZOZOの社長が大金をバラまく件について

連日TwitterのTLはZOZOの社長さんのネタで賑わっている。
普段TLに現れないリア友もRTしてたりして、「あ、まだTwitterやってたんだ」とか思い、生存確認することができて前澤氏には感謝の意に堪えない。

噂のTweetは1/5のAM5:35に投稿されており、成功者は早起きするんだなと改めて思わされた。ちなみに私はその日はPM2:50に起きた。これが格の違いだろう。 この記事を書いている2時間前にBBC NEWS JAPANが記事を投稿しており、それによると"日本の資産家、前澤友作氏が5日に投稿したツイートが7日までに400万回以上リツイート(再投稿)され、リツイートの世界最多記録を更新した"ということらしい。
www.bbc.com 至極当然、日本のツイッタランドには前澤氏を批判する人、RTをした人をディスる人がたくさん登場して盛り上がりを見せている。個人資産なので「安月給で働く社員に還元しろ」という意見には微塵も賛同しないが、それでも彼のこのTweetに関しては好感が持てない。先に書いたようにTwitterのRT数が世界最高記録を叩き出すくらいなんだからとてつもない宣伝になったんだろうが、1人の大富豪に約500万人もの人が群がっている絵柄は見ていて心地いいものではない。1人が複数のアカウントを使っている場合などもあるがそれは無視。  
 
子どもの頃、芥川龍之介蜘蛛の糸を表紙が擦り切れるまで読んでいたが、まさにこの本の表紙のように「1本の糸」を阿鼻叫喚の地獄で大衆が求めている光景が見えた気がした。
 
前澤氏は勿論トップ1%の人間なので、氏が1億円もの大金を庶民に配れば、当然不平等度を示す指数ジニ係数は下がるんだろうけど、ジニ係数が下がったからと言って経済がよくなる訳では全くない。贈与税が必要かどうかなど恥ずかしながら私は法には詳しくないので分からないが、そういった話題も熱盛となっている。
 
ノリにノッテいる彼は世間の目なんて気にしないんだろうし、無条件でお金をバラまいてfollowerを増やし、個人や社の宣伝としての効果に期待していたと読んで間違いないだろう。お節介野郎な庶民から一言云わせてもらうと、どうせならダイレクトに社会問題にインパクトを与える使い方をしてもよかったのではないか。むしろ聞きたいんだが、そういった方法でお金を配り宣伝もする方法は頭にあったと思うんだが、なぜ実行しなかったんだろう。これは本当に気になる。中学生みたいに恥ずかしかったのかも知れない。そうだとしたら察せなくてゴメン。
 
アメリカにいる薬物に溺れるホームレスにお金をあげてもよかったし、未来の日本の科学を背負っている大学院生(俺とか?)に奨学金としてお金をあげてもよかったろうに。ZOZOの研究者は足りないと言っていたし、返済不要の奨学金を欲しい分野の大学院生・学部生にあげたりしたら、ZOZOに好意を抱いた優秀な学生が入社して活躍、というストーリーは考えなかったんだろうか。不遇な扱いを受けている院生も少なくないので、社会からも好感を得て一石二鳥ではなかったのか。
 
こんなけ書いて気づいたが、やはり前澤氏は派手にやって注目を集めたかっただけだろう。でもTwitterのプロフィールに彼女の名前書いてるし嫌いではない。初めて時事問題に関する記事を書いたが、これが面白いと思って貰えれば望外。
 
蜘蛛の糸、面白いのでみんな読もう。


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前澤氏のTwitterより